名前: 立木茂雄
職名: 教授
学科: 社会学科
研究テーマ: 家族社会学、災害研究やボランティア・NPOの研究
E-mail: statsuki@mail.doshisha.ac.jp
研究室番号: 渓水館406

教員について

現代家族のかかえる問題を、社会学や行動科学を応用して地域の現場で解決するしごとに関心がある。 ①ジェンダーフリー社会づくり、②市民の参画と協働のしくみづくり、③パネル調査による阪神・淡路大震災の生活復興過程の 検証などに現在取り組んでいる。

担当科目

科目名 科目について 担当教員 Days
家族社会学 テーマ1:臨床家族社会学   こころは,まわりに誰もいない真空の中に漂っているのではない。生きるということが,人と人とのつながりを通してのみかなえられる以上,こころの問題もつながりをもつまわりの人たちとのやりとりをもとに理解し,その変化を考えることが大切だ。私たちにとってもっとも基本的なつながりである家族関係の視点から,こころの健康や成長を考える。  テーマ2:現代日本の家族を知る   日本社会の最小集団であると,一般に思われている家族について,歴史的変遷,ライフコース,役割と機能,家を取り囲む諸環境との関係,結婚,家事や子育て・子育ち,ジェンダー,市民性や社会的信頼の形成などの問題を取り上げる。個人化がさらに進む日本社会の中で,これからの結婚・家族像がどのように変容してゆくのかについて考える。 秋(月)
災害社会学 災害は理学や工学の研究対象と思われがちである。しかしながら地震や津波,あるいは洪水・土砂の崩落などの自然現象に対して社会の防災力が万全に対応できれば被害は発生しない。言い換えるなら,①被害の発生を抑止するための予防的な備え,②被害が万一発生してもそれを最小限にとどめるための事前の備え,③それにも関わらず災害が発生した場合の効果的な緊急対応,④そして被害が拡大した後に社会を復元させていくための努力,といった社会の側の対応(防災力)いかんによって災害の規模は大きく左右されるのである。つまり,災害因は理学・工学的現象であるのに対し,災害は社会的現象として考えることができる。災害が社会的現象であるならば,社会の側の対応によってその被害を合理的に制御することもできる。災害による生命や財産の被害を軽減するために社会学者はどのような問題に取り組んでいるのかを本講義ではできるだけ体系的に講じる。 春(木)