名前: 鵜飼孝造
職名: 教授
学科: 社会学科
研究テーマ: 理論社会学、社会運動論、歴史社会学、ネットワーク論
E-mail: kukai@mail.doshisha.ac.jp
研究室番号: 渓水館328

教員について

担当科目

科目名 科目について 担当教員 Days
社会学概論 現代社会学の概要を,共同性(家族・地域・友人),平等(階層・教育・福祉),資本主義(大衆・組織・グローバリゼーション),意味(メディア・ネットワーキング・原理主義)のテーマに沿いながら解説する。2コマ続きの授業の後半は,各テーマに関する多様なデータを示しながら,その読み解き方を学ぶ。  ※この科目は,社会調査士のために必要な履修科目[C]に該当します。
社会学理論 <ポスト産業社会とネットワークの理論>   20世紀の終盤からグローバリゼーションと情報化が急速に進み,私たちの社会もそれを解明する社会学も大きく変化しつつある。世界の基盤となる資本主義経済は,それまでの工業中心から金融や科学技術・サービスを中心とするポスト産業社会へとシフトし,効率重視の企業や行政の組織は,新たな価値や意味の創造を志向するネットワークへと転換しつつある。他方で,欧米をモデルとしてきた近代化に激しく対立する潮流も大きくなりつつある。これらは一時的な混乱ではなく,今後,私たちが生きていく社会の前提になる可能性が大きい。この講義では,これらの変動への理解を深める上で重要な理論を紹介しながら,歴史への考察を深めていきたい。  (1)資本主義は16世紀に誕生した当初からグローバルな本質をもっていた。ブローデルの「世界=経済」やウォーラーステインの「世界システム」の理論を紹介しながら,その現代的な意義について考察する。  (2)長らく近代化は西欧社会を中心的モデルとして理解されてきたが,そこには普遍的な合理化のプロセスとともに,非欧米社会も含めた固有の適応プロセスと移行の危機が発生した。ティリーの動員理論やトッドの歴史人口学を紹介しながら,1968年革命後の社会文化的マイノリティによる公共性やグローバル社会におけるアイデンティティに焦点をあてて考察を進める。  (3)20世紀末以来,情報技術の急速な発達により,社会の革新と破壊のメディアとしてネットワークの重要性が高まりつつある。社会ネットワーク理論の展開と現在の到達点までをたどりながら,受講者各自の問題関心との接続を試みる。
社会学説史 社会学は19世紀から20世紀にかけて,フランスおよびドイツにおいて形成された。草創期の社会学者たちに一貫しているのは,新しく誕生した産業社会(資本主義社会)において市民(あるいは国民)の生活はどうあるべきかという現実的な関心だった。  この講義では,社会学者たちの研究を紹介しながら,単に過去の学説として学ぶのではなく,それらが21世紀の社会や世界においてもつ意義を考えていきたい。