社会学科の概要


About家族、地域、学校、企業――私たちが暮らす「社会」を構成する、さまざまな集団と組織における人間関係には、秩序と調和を保つためのルールやメカニズムがあり、そこには絶えず葛藤や変化も起きています。社会学は、集団と人々の行動を観察することにより、人と人、人と社会の関係や、その制度・仕組みを科学的に研究する学問です。家族や学校などの身近なものから、農村、都市のような大きな集団・組織まで、社会を構成するさまざまな集団が研究の対象になります。社会学科では、これについて社会調査研究など、実証的な立場から研究していきます。
世の中の移り変わりが激しい現代では、変化にうまく適応できず自分を見失う人も少なくありません。引きこもり、ニート、少子化、高齢化、環境問題など、次々に現れる社会問題を「個人の問題として片付けずに、社会の構成、社会との関係で捉えることで、人間の幸せな在り方について、効果的な処方箋を提示することができるのです。

社会の常識を見つめ直すことができる人材を育みます

カリキュラムでは、社会学の基礎理論・方法論に加えて、現在、特に注目されている社会問題をテーマとする講義や演習のほか、調査研究を体験できる調査実習科目など、社会調査士の資格にも対応しています。外国人研究者による講義・演習や、海外の大学との研究提供による調査実習など、国際的な視野での教育体制も充実しています。社会学科では、「問題発見とその分析を行う」だけではなく、さまざまな視点から広く世の中を分析し、社会の常識を見つめ直すことができる人材を育みます社会学で養った力は、一般企業や行政職だけではなく、マスコミ、教職、シンクタンクや国際機関など、幅広い分野で生かすことができます。

基本情報

2015年には、社会学科の4学年に合計で390名の学生が在籍していました。女子学生が若干多かった(53.3%)ですが、男女のバランスを取れた学科です。

留学実績(派遣留学)

  • ニューオリンズ大学(アメリカ、2014年)
  • ヘルシンキ大学(フィンランド、2014年)
  • モンタナ大学(アメリカ、2012年)